FAQ
Q:001
CO2レーザーでは太い血管からの出血はコントロールできますか?
A:
CO2 レーザーが切開しながら同時に止血可能な血管の直径は、動脈で0.5mm、静脈で1.0mm以下ですが、通常の手術で結紮を必要とするような太い血管以外であれば、照射距離を離し、出力密度を低く、また照射エリアを広くした状態でしばらく照射することにより、凝固による止血がある程度可能です。
Q:002
皮膚をCO2レーザーで切開した場合、血管やリンパ管を同時に閉鎖してしまうなら、皮膚の癒合が遅くなりませんか?
A:
切開しながら同時に血管、リンパ管を閉鎖してしまうので、メスに比べると48時間ほどの癒合遅延がおこります。レーザーで切皮した場合は、通常(メスによる切皮)に比べて抜糸を2日程度遅らせてください。ただ、メスでの皮膚切開にくらべ術後の疼痛が極めて軽減されること、電気メス切開後のような癒合不全がおこりません。
Q:003
CO2レーザーを骨や歯にあてても大丈夫?
A:
水分含有量の極めて少ない硬組織に高出力のレーザーがあたってしまうと、
長いことかけて骨や歯が壊死してしまうことがありますので、極力レーザーを健康な骨や歯には照射しないようにしてください。ただし、基本的に軟骨切除は可能です。
Q:004
無麻酔でCO2レーザー手術ができるの?
A:
その動物の性質、患部の大きさ、部位にもよりますが、おとなしい動物で、小さないぼ、皮脂腺腫、パピローマのようなもので、それが臀部や腰部のような部位であれば、無麻酔あるいは局所麻酔で保定して切除あるいは蒸散することができます。ぴりっという感覚は若干あります。その際、より痛みを感じないように、スーパーパルスモード(『AccuVet』CO2レーザー20SPに搭載)をお使いください。
人でも、顔にできたパピローマをノーマルモードとスーパーパルスモードの2パターンで切除したところ、ノーマルモードでは少し痛みを感じたが、スーパーパルスモードではほとんど痛みを感じなかったと報告されました。
Q:005
CO2レーザーは疼痛治療にも使えるの?
A:
組織中の水分に吸収されることで、軟組織外科手術に有用なCO2レーザーは、組織を表面からアプローチする高出力レーザー(High Level Laser)なので、mW(ミリワット)単位で使用し、体表を透過して、体内の細胞を活性化させることで疼痛のコントロールを行う低出力レーザー(Low Level Laser)とは異なり、たとえ低出力で照射しても、体表にレーザーエネルギーが吸収されるので、深部まで到達することはできません。
Q:006
CO2レーザーは心電図などのモニターに影響をあたえませんか?
A:
電気メスのように対極版を使用するものではありませんので、心電図などのモニターに干渉しません。
Q:007
『AccuVet』CO2レーザーは日本以外の国でも使われているの?
A:
獣医療においてはアメリカで1600件以上、ヨーロッパでも500件以上の動物病院でご愛顧いただいております。世界の『AccuVet』CO2レーザーです。
